みなさんこんにちは、クラフィットハウス・営業の清水です。
家を建てたい!とお考えの方の疑問に答えする質問コーナー、
今回は「平屋」についてのご質問をいただきましたのでお答えしたいと思います。
平屋にするか2階建てにするか。
その2つを比較した時、確かに平屋のメリットはいろいろあります。
まず、平屋での暮らしは水平移動ばかりなので、収納や掃除がラク、広々とした間取りが可能です。
室内に階段がないので、玄関から玄関ホールに上がるところ以外は完全にバリアフリーにすることもできます。階段のスペースを他に利用できますし、上り下りがない生活は日々の家事や生活を楽にしてくれると思います。
また、上の構造物が屋根しかないので、耐震上も強くなります。
住宅ローンを35年払うことも考えると、平屋のほうが年齢を重ねるごとに便利になっていくと言う面もあるでしょう。
しかしご質問のとおり、気になるのはコスト。
一般的に平屋の方が、同じ居住面積の2階建てと比べてコストがかかると言われています。
2階建てと平屋建て、仮に30坪の平屋建てと同面積の2階建てで考えた場合、量的には、まず単純に「基礎工事」と「屋根工事」が増えると考えられます。
30坪を単純に2フロアに振り分けた場合、1階15坪・2階15坪となりますね。この場合、基礎・屋根ともに15坪分の工事ですむことになります。平屋建ての場合は、単純計算ではこの倍の量が必要になりますので、その面では「増額」になると思われます。
もちろん、そもそも敷地の広さが必要ですから、土地代も大きくなります。
一方で、「足場」や2階にトイレなどを設置するための「配管の延長費用」や「工事自体の効率」などでは若干の減額となることも考えられます。
また、階段スペースを作らなくてよい分を部屋の面積として割り当てられますし、部材の階段自体も不要になりますので、階段の部材費、取り付け費用も減額です。
平屋の方が効率が良い、と言える点もたくさんあります。
住宅の建築コストはよく「坪単価」で考えられますが、実際には細かな費用の積み重ね。
このように考えていくと、将来のコストまで考えた時、必ずしも「高い」とは言い切れないかもしれません。
肝心なことは、現在の生活のみならず、将来まで見据えて「どんな家が理想か」をしっかり考えること。
単純な比較ではなく、様々な方法を模索して納得いく後悔のない住まいを建てること。
そのために私たちがいますので、どんなことでも気兼ねなく相談してください!