「無機質な素材でカッコいいおうちを作りたい!」というご要望は年々高まっています。
無機質と聞いてパッと浮かぶのは「金属」や「コンクリート(モルタル)」ですよね。
でも一般住宅を建てるのに「鉄骨造(S造)」や「鉄筋コンクリート造(RC造)」でお家を作っていくのは、なんとなく高そう…
と考えられる方が多いと思います。
実際に現代の日本の住宅事情の中でこの考えはあながち間違ってはいません。
「じゃあ無機質でカッコイイは諦めよう…」
「自然素材系の家にするしかないか…」
いや!ちょっと待って!諦めるのは少し早いかもしれません。
最近ではInstagram の普及によってご存知の方も多いと思いますし、事実人気が高まっている新素材があるんです。
今回はその新素材についてご紹介していきたいと思います。
目次
ベルギーから来た新素材「モールテックス」
その名は「モールテックス」
ハッシュタグ検索では「MORTEX」と書いて下さい。
簡単に言うと左官材の一種です。(左官についてはwikiで)
名前の由来は
「モルタル」と「テクスチャー」この2つの言葉を合わせた造語です。(個人的予測)
「えーと、つまり…モルタルやん?」って思われた方。
半分正解です!
残りの半分はモルタルに無くて、モールテックスにある「独自な特徴」。
これを理解すればあなたの持つ理想やイメージをそのままにお家作りに取り入れていく事ができる!かも?
モールテックスの独自性を知ると何がいいの?
詳しい説明に入る前に結果からお伝えしますね。
この記事を読んだあなたは
①家づくりの自由度が高まります。
②選択の幅が広がります。
③メンテナンス費用を抑えられます。
④掃除の時間を減らす事ができます。
それではモールテックスの持つ永続的で優美な世界へ足を踏み入れていきます。
こんなところに使われている!
引用元:https://www.yawata-sakan.com/blog/17746
王道なのは洗面空間。
引用元:https://www.yawata-sakan.com/blog/15800
こんなオブジェ風のベンチや。
引用元:https://sakan-art.jp/case/11/
キッチンにも。
引用元:https://renoverisu.jp/feature/p/new119/
床にだって。
どんなところにも使えそうなのはこれでわかっていただけたかと思います。
モールテックスの持つ6つの特徴を紹介!
「モールテックスには大きく分けて6つの特徴あり!」
その特徴達を簡単に説明します。
①住宅の敵、水分。でもそんなの関係ない!
一つ目の特徴。
それは木造住宅の1番の敵である「水分」へ対抗する特徴です。
簡単にいうと撥水力。
まず、木造住宅はその名のとおり「木」をメインに使ったお家です。
木というものは伐採されたあと、湿ったり乾燥したりを繰り返すとどんどん脆くなってしまいます。
これはなんとなくイメージできますよね?
どんな工務店やハウスメーカーもそうならないための工夫を凝らしているのはなんとなくご存じなのではないでしょうか?
つまり出来上がったお家の木の部分がジュクジュクしてしまうのはタブー!
でも人間ってその逆の生活をしていますよね?
朝起きてから寝るまでの間にどれだけの水分を必要とした生活をしていますか?
歯を磨く時、食事をする時、お風呂に入る時。
あげればキリがないくらいです。
それだけ頻繁に水分に触れながら生活をしながらも住環境である「家」はなるべく乾燥させておく。
なんだか矛盾してて難しそうですよね?
重要なのはその水分を木に浸透させない事。
補足ですが普通のモルタルやコンクリートには小さな穴が空いているためすぐに水分を吸収してしまいます。
モルタルの仲間であるこのモールテックスは?
実はちゃんと施工がなされていれば水を全く通さないんです。
だからこそ、洗面台やキッチン、お風呂にも思い切り使うことができるんですよね。
油だってお任せあれ!
つまり施工する場所を選ばないんです。
②長寿国に適した長寿命素材?!
日本人の平均寿命はどんどん高まっています。
だったら住宅の寿命だって長くしていかないと!
モールテックスの大きな特性として、次にあげられるのはその高い耐久性。
風雨にさらされる屋外はもちろん、使用頻度の高い階段などに使われる事例も少なくありません。
引用元:https://ok-crafts.jp/mortex/
実際にこの記事を書いている本人の家の階段にもモールテックスを使用しました。
いつでも見学可能なので、また完成したらリンク貼っておきます^ ^
どこに使用しても長く保たせることが可能な素材なので、イメージ通りの場所に施工しやすいことが特徴です。
つまり、場所を選ばないんです。
本日2回目。
③どんな相手でもお任せあれ!
モールテックスのお父さんモルタルの事を少し説明します。
モルタルの施工には熟練の技術はもちろんですが、それ以前にそのモルタルを塗る下地に対して最善の配慮が必要になります。
簡単にいうと大事なのは相性。
モルタルは土間コンクリートとの相性は割といいですが、木の下地なんかに施工する時は特別な用意をする必要があります。
特別な用意をしてもなお、モルタル左官職人さんからは「割れても良いなら塗るけど…」と言われるのがオチ…なんて事は本当によくあります。
じゃあモールテックスはどうなの?
モールテックスの次なる大きな特徴はその接着力‼︎と、柔軟性。
※柔軟性については次に書くのでここでは接着系について触れますね。
消去法でお伝えした方が早いので、施工しづらい個所だけお伝えします。
それは「極めてつるつるの面」です。
たったそれだけ。
冷蔵庫にだって!
引用元:https://ameblo.jp/nakayashiki-sakan/entry-12098719162.html
つまり、場所を選ばない!
本日3回目…
④見た目によらない!柔軟性!
先にも触れた柔軟性について。
手が疲れてきたので簡単に書きます。
いや、超簡単に。
しなるんです!
以上!
それだけで分かりますよね?
ひび割れしないって事です。
つ・ま・り
場所を?
もうやめます。
たぶん…
⑤薄〜いからこそ?
ここまでの話しだけを聞いていると
「なんだかすごくゴツいんじゃない?」
と思われた方もいらっしゃると思います。
実際モルタルの場合は最低でも3センチ程の厚みを持たせないとすぐに割れてしまったりします。
しかーし!
モールテックスの厚みはなんと2ミリ!
これだけ薄塗りなのに、これだけのメリットを出せるって事は…
はい、
場所選ばないんです…
なんだったら時も選ばないんですよ。
一旦はちがう素材で作った物にもほとんどカタチを変える事なく施工できるのは大きなメリットですよね。
だからこそリフォームにも多く採用されています。
買ってきた家具などにそのまま施工することだってできちゃうわけで。
引用元:https://ameblo.jp/nakayashiki-sakan/entry-12098719162.html
最近では硬質ウレタン(固いスポンジみたいの)にも施工される事も増えてきました。
硬いスポンジで何かのカタチを作るのなんてカッター一本あれば誰でもできちゃいますよね^ ^
あなたの作ったオリジナル家具や雑貨をモールテックスで永遠に愛着の湧く物にしてリメイクしてみてもいいかも!
⑥無限のカラーバリエーション!
6つ目の特徴。
それは色は自由に設定できるということ。
ベースカラーのラインナップを下記に一部挙げてみます。
さらに調合によってこの色調の幅は無限大に!
つまり、制限が無いので…
場所えらばぁ〜ぬっ!
これで6つの特長は抑えられたと思います。
さぁこれでそろそろ貴方オリジナルの発想が湧いてきたのではないでしょうか?
メンテナンスで一手間加えると…どーなる?
実はモールテックス。
専用のワックスがあり、これをたまに塗ってあげるとどんどん光沢が出てくるんです。
そして撥水力、耐摩耗性もさらに高まっていくんですね。
なんだか高級な革製品みたいですね。
こういうの男性は好きなんだな〜。
この部分女性にはあまり響きませんが。苦笑
HOW MACH!! ところでいくらなのよ?!
ズバリ!
高いです…笑
「はい、やーめた。」
…は少々お待ちを。
無駄に高いって理由なら、これほどよく使われますか?
国民の給与ってそんなに上がってないですよ?
むしろ税としての吸上げが増え使える分は減ってますよね?
なぜならこのモールテックスは賢い人程使う素材なんです。
比較する対象が壁紙や、単純なウレタン塗装などの仕上げ材と比べると施工面積あたりの単価は正直に高いです。
1m×1mの正方形を塗り仕上げるのに約18,000円くらいだと思ってください。
高いですよねー。少量の場合はもう少し割高になる事も…
でも、比較の仕方が違うんです。
賢い計算の仕方は単純で2つ。
①コンクリートやモルタルでそれを作った時と比較してみる。ついでに性能も。
②水回り品で検討する場合は既製品で売られていて、求めるデザインに近い物とで比較してみる。
この2つの比較をしてみれば自ずとその有用性が見えてくるんですね。
だからここまで普及してきたわけで。
クラフィットハウスのモールテックス
クラフィットハウスでおうちを建てられる方の約4割がどこかしらにこの素材を採用いただいております。
一部ご紹介↓
こちらからお勧めしているからというよりは、お客様から何かしらの要望いただき、その要望に応えるためには
モールテックスが最適!!
となるケースが多いからです。
そのため、モールテックスのための下地とその設計のノウハウも豊富に取り揃えます。
お施主様から最終的に施工する職人さんまでの建築ルートの中。
より正しいイメージを円滑に流れるようにする事でコスパ良くご提供ができる仕組みづくりがされています。
「新築検討中でもっと詳しく知りたい!」
「リフォームで見積もりを出して欲しい!」
という方はこちらからお気軽にご相談下さい。
↓↓
最後に少し良い話。
実は…
それでも、もっと身近にこの素材を利用していただけるようになるためのある取り組みが…
今。動き出そうとしています。
こちらの情報も順次発表していきますのでもう少々お待ち下さいませ。
Coming soon…