こだわりの性能

耐震等級と計算方法について

クラフィットハウスでは、建築基準法に基づく「耐震等級2」「耐震等級3」の取得が可能です。
等級2は避難所レベル、等級3は消防署レベルの耐震性を示しますが、等級の数値だけで安全性を判断するのは不十分です。

大切なのはどのような計算方法で強度を導き出しているか。クラフィットハウスでは、より精度の高い「許容応力度計算」にも対応し、見た目に表れない安心をしっかり裏付けます。
建築にかかるコストバランスを考慮しながら、過不足のない耐震性能をお客さまごとにご提案しています。

「耐震等級」が同じでも「耐震性能」には差がある

実は住宅会社が表示している耐震等級が同じであっても計算方法が異なれば、耐震性能に大きな差が生じるため注意が必要です。
例えば、「性能表示計算による耐震等級3」と「構造計算（許容応力度計算）による耐震等級3」では、後者の耐震性能の方が優れている結果になります。
家づくりを進める際は耐震等級だけではなく、どの計算方法で算出されているかまで確認してみてください。

福井県の自然環境に適した「プレウォール工法」

クラフィットハウスは北陸を拠点に活動している株式会社ウッドリンクと提携し、北陸の地域特性に合わせて独自開発された「プレウォール工法」を採用しています。北陸地域における活断層の分布や降雪量を考慮した設計が施されており、福井県の暮らしを安全かつ快適にする工法です。

「くり返し起こる地震」に強い

クラフィットハウスが採用しているプレウォール工法は、震度7の本震2回、震度6弱の余震8回を想定した連続加震にも余力をもって耐えることが強度実験にて証明されています。

この高い耐震性は、日本で伝統的に使われてきた「在来軸組構造」のように建物を「線」と「点」で支えるのではなく、パネルを用いて「面」で建物全体を支える「モノコック構造」によるもの。地震の力を柱・床・壁に均一に分散させることで、くり返す揺れにも負けない粘り強さを発揮します。

「積雪時の地震」にも強い

雪国である福井県で忘れてはいけないのが積雪量。2022年のデータによると、北陸で2番目の降雪量でした。この積雪が耐震性に与える影響は非常に大きいです。雪質によっては、1mの積雪重量は約1トン/坪。

建築基準法では「積雪1mに耐えられること」が項目として決められていますが、それは通常時の話。耐震等級の規定に雪の重さは考慮されていません。つまり積雪がない状態で震度7に耐えることができた住宅も、積雪がある場合は倒壊してしまう恐れがあります。
プレウォール工法は、地震の力を柱・床・壁に均一に分散させることで、くり返す揺れにも負けない粘り強さを発揮します。

北陸の自然環境を考慮して開発されたプレウォール工法は、先述した「モノコック構造」により、積雪した状態でも大地震に耐えられる強度を誇っています。雪の重さも地震の力も「面」で分散しながら受け止めることで、積雪1.5m時に震度7の地震が発生しても倒壊しない耐震性を備えることができました。
地震の力を柱・床・壁に均一に分散させることで、くり返す揺れにも負けない粘り強さを発揮します。

福井の気候に合わせた、ちょうどいい断熱

国の省エネ基準を超える断熱等級

クラフィットハウスが目指すのは、性能とコストのバランスがとれた“ちょうどいい断熱”。
国の基準（断熱等級4・UA値0.87）を大きく上回る「断熱等級6（UA値0.46）」を標準仕様として採用しています。
必要以上の断熱性能を追い求めるのではなく、福井の気候と家計にちょうどいい性能を提案しています。 ※UA値とは、住宅の断熱性能を表す指標。数値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高い家となります。

国内トップクラス性能の断熱材

使用する断熱材は、国内最高レベルの性能を誇る「フェノールフォーム」。
一般的な吹付ウレタンフォームと違い、地震によるひび割れの心配が少なく、耐久性・防湿性にも優れています。

10年、20年と住み続ける中で断熱性能を落とさないこと。
それこそが、日々の快適さと住まいへの信頼を支える大きなポイントです。

優れた断熱効果で電気代を節約

高い断熱性は、家の中の温度ムラをなくし、どこにいても快適な状態を保ちます。
外気の影響を受けにくいため、冬の寒さにも夏の暑さにも強く、まるで「魔法瓶」のような環境がつくれます。
その結果、冷暖房効率も高まり、電気代の削減にも貢献します。

※住宅診断士ホームズ君にて計算　電気料金単価41.20円/kWh(夜間28.31円) ※延床36.32坪　3LDK　4人家族想定　エアコンをLDK各居室に計4台設置した際のシミュレーション

実際にシミュレーションを行った結果、断熱等級4の家と比べて、断熱等級6の家は年間約39,060円の光熱費を節約できるというデータがあります。
これは50年間住み続けると約1,953,000円の差になります。

家づくりでは、建てるまでにかかるイニシャルコストだけでなく、建てた後の暮らしにかかるランニングコストを考えることが大切です。
特に北陸三県はオール電化が主流。
国内で一番電気代を払っている県民です。
生活を一新するタイミングだからこそ、コストバランスを意識しながら家づくりを進めましょう。

快適な暮らしを支える3つのポイント

家の気密性は、どれだけ隙間が少ないかを表す「C値」で評価されます。
クラフィットハウスの施工平均はC値0.31。最高で0.15を記録しており、全国でもトップクラスの水準です。
湿度が高く、花粉や虫が多い福井では、高気密であることが大きなメリットになります。
外気の侵入を防ぎ、室内の空気を清潔に保つことが重要になってくるため、クラフィットハウスでは以下の3つのポイントを徹底しています。

C値0.4以下を基準とする「気密性能」

この高い気密性能を実現するためには、プランをつくる設計士だけでなく、現場で働くスタッフにも相応の知識と気密処理への配慮が欠かせません。
クラフィットハウスでは部材の接合部や窓の周りなど、隙間が生じやすい箇所への気密コーキングや気密テープの施工を徹底。
わずかな隙間も残さないようにしています。

結果として、2024年3月から7月までに竣工した家の平均気密値は『C値0.31』。最高で『C値0.15』を達成しました。

気密性が劣化しにくい工法を採用

実は、家の隙間は時間が経つと木材の収縮や断熱材の劣化により大きくなり、気密性能は徐々に低下していくと言われています。
気密性が劣化した住宅は屋根や壁から外気が侵入し、壁内結露の発生リスクが高まります。
10年後、20年後も快適な暮らしを続けるためには、新築時の気密性を維持できる工法かどうかが重要です。

クラフィットハウスが採用しているのは、気密性能が劣化しにくい「プレウォール工法」。
加工精度の高い壁パネルと断熱材を構造躯体にぴったりとはめ込むため、壁や屋根部分に隙間をつくりません。

第三者機関による「全棟気密検査」

一棟ごとにかたちが異なる注文住宅だからこそ、クラフィットハウスでは全棟で気密検査を実施。検査は第三者機関に委託し、透明性と公正さを担保しています。
気密値については、お引渡し前にご報告しますので、「いざ住み始めたら隙間だらけ……」といった心配がありません。また、ご希望いただければ気密検査に立ち会うことも可能です。