昨今ではコロナ禍の影響もあり、換気の大切さが注目されるようになりました。換気とは簡単に言えば、室内の空気を入れ替えること。そう聞くと「窓を開けておけばいいんじゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、それだけでは十分に換気できているとは言えません。
特に最近の気密性が高い住宅は余計な空気が入ったり漏れたりしない分、計画的に換気をしないと空気が淀んでしまい健康面に悪影響を及ぼす可能性も。キレイな空気環境をつくるためには、適切な換気システムを選定・導入することが重要なんです。
換気システムの種類
現在、住宅には建築基準法によって24時間換気システムの設置が義務付けられています。換気システムは3種類あり、主に一般的な住宅で採用されているのが「第一種換気」と「第三種換気」の2つ。まずはそれぞれの特徴をご紹介します。
第一種換気
給気も排気も機械で制御して換気をおこなうシステム。第三種換気と比べてコスト面でのデメリットがあるものの、気密性を損なわずに計画的な換気が可能です。高気密住宅との相性が良く、クラフィットハウスでは「第一種換気」を推奨しています。
第三種換気
壁などに穴をあけて自然に給気をおこない、レンジフードやトイレの換気扇などの機械の力で排気するシステム。コストが安価で導入しやすいため、国内で最も多く使われています。ただし外気をそのまま室内に入れるため、冬の寒さが厳しい福井の場合、煖房器具が無い部屋や脱衣室、サンルームなどは冷えやすくなる傾向が。寒暖差の大きい住宅になってしまうデメリットがあります。
24時間全熱交換型換気システム「sumika」を採用し、快適で健やかな暮らしを実現
さまざまな第一種換気システムを検討する中で、福井の気候に適し、理想的な空気環境を実現できたのが24時間全熱交換型換気システム「sumika」。クラフィットハウスでは、一年中快適に過ごせるように「sumika」の導入をご提案しています。
<全熱交換換気システムとは>
外気を室温に近づけてから給気する仕組み。冬の冷えた外気は温めてから、夏の暑い外気は冷やしてから室内に給気することで、一年を通じて室温を一定に保ちながら換気することが可能になります。
クラフィットハウスが「sumika」を選ぶ理由
何十年も住み続けるのだから、キレイな空気で過ごしたいもの。「sumika」なら花粉を99.8%、PM2.5などの粒子を95%取り除いて給気します。さらに、床に滞留しがちなハウスダストを効率的に除去できるように床面排気を採用。アレルゲンに敏感な小さなお子さんがいても、安全性の高い暮らしを叶えられます。
また「sumika」の全熱交換換気システムはとても優れており、例えば「室温23度・気温0度」の場合、外気は約20度まで温められてから給気されます。寒さの厳しい福井でも、エアコン1~2台で家全体の暖房をまかなうことができるのです。
「基礎断熱」をプラスして福井の冬をより快適に
基礎断熱は高い気密性を確保でき、底冷えを防ぐメリットがある一方で、基礎コンクリートから出る湿気によるカビの発生リスクが高いことがデメリット。クラフィットハウスでも、あまりおすすめしていません。
しかし、「sumika」を導入する場合に限り、基礎断熱も併せてご提案しています。その理由は、「sumika」が基礎内部にもキレイな空気が循環させ、カビの発生リスクが軽減するから。さらに冬の時期は、熱交換システムで温められた空気が基礎内部を通るため、底冷えも防ぐことができます。
以上の理由からクラフィットハウスでは、第一種換気(sumika)+基礎断熱の組み合わせを推奨しています。もちろん、ご予算やご要望に合わせて調整することも可能です。家づくりを進める際はしっかりと話し合いながら、お客さまの暮らしにぴったりの家を一緒につくっていきましょう。
▽24時間全熱交換型換気システム「sumika」について詳しく知りたい方はこちら。
https://www.mahbex.com/product/sumika/