これから新築マイホームを建てようと考えている方は、様々な理想をお持ちだと思います。
理想の外観やキッチン、リビングなどこだわりたい部分は多いでしょう。
しかし、住宅の基礎である「構造」や「工法」についてこだわりをお持ちの方は少ないのではないでしょうか。
構造が違えば、耐久性や耐震性、遮音性が違ってきます。
そこで今回は、新築マイホームを建てる上で重要な構造についてお伝えしていきます。
これから新築一戸建てをお考えの方はぜひご参考ください。
目次
住宅の構造には3種類ある
住宅の構造は、実は3種類あるのはご存知でしたでしょうか。
大きく分けて、「木造」「RC造(鉄筋コンクリート造)」「鉄骨造」があります。
福井県で住宅街を歩いてみると、よく木造で建築中の一戸建てを見かけます。
しかし、木造で建築されている住宅は6割で、残り3割がRC造(鉄筋コンクリート造)、そしておよそ1割弱が鉄骨となっています。
それでは、各構造の特徴を見ていきましょう。
木造住宅に特徴
メリット
木造の一番のメリットは、建築コストがRCや鉄筋と比べ安いということです。
使用する木材によって多少コストが増える場合もありますが、それでも比較的コストを抑えて一戸建てを建築することができます。
また、将来リフォームを行う場合、圧倒的に木造のほうが有利です。
木造は他の構造と比較して加工しやすいので、間取り変更もしやすく、リフォーム時のコストも安くなります。
他にも、RCや鉄骨造と比較して固定資産税の税率が低く設定してあるので、税金が安くなり維持費を抑えることができます。
材質の視点から見てみると、木造は吸湿性・耐熱性に優れているため、四季のある日本の気候に適した構造になっています。
デメリット
そして、デメリットとしては耐久性が他の構造と比べ低いということです。
やはり、材質は木なので経年劣化による歪みが発生する場合があります。
また、RCや鉄骨と比べ火災やシロアリなどの害虫弱く、耐震性においてもほかの構造に敵いません。
しかし、定期的なメンテナンスや住み方によっては、長く住み続けることが可能です。
住宅メーカーや工務店と打ち合わせを行うときは、建てた後のメンテナンスにおいても相談しておくと安心です。
RC造(鉄筋コンクリート造)の特徴
メリット
鉄筋コンクリートは、引張力に強いが錆びやすく耐火性も低い鉄筋と、圧縮力に強いが引張力に弱いコンクリートを組み合わせ、お互いの弱点を補っている構造です。
よって、耐火性にも耐震性にも強いのが特徴です。
また、木造と比較すると10倍以上遮音性が高く気密性もあり、シロアリなどの被害もないため耐久性が高い構造です。
比較的自由度の高い構造なので、住宅の中に大きい空間を取り入れることも可能です。
デメリット
木造や鉄骨よりも建築コストが高く、固定資産税の税率も一番高い構造なので維持費が高くなります。
鉄筋コンクリートは、気密性は高いですが、外気温を伝えやすいので、夏は暑く、冬は寒くなりがちです。
エアコンを使用する頻度も多くなるので、生活費を圧迫する可能性があります。
また、気密性が高いことから結露しやすく、カビが生えやすいというデメリットもあります。
鉄骨造の特徴
メリット
鉄骨はやはり、耐久性が高いということがメリットです。
特に外圧からに対して強く、地震の際、隣の家が倒れてきたとしても被害を受けにくい構造です。
構造の品質が一定で、職人技術のによる誤差が出にくのも特徴です。
また、火災が起きにくい構造のため、火災保険が安いということがメリットです。
デメリット
木造より建築コストは割高になり、リフォーム時も木造よりコストがかかります。
また、固定資産税も木造よりも高くなり維持コストが高くなるので、事前に資金計画は入念に行っておきましょう。
材質的には、結露しやすくカビが発生しやすいので、常に喚起しておくことが重要です。
そして、長時間の火災が起きた場合は、熱が建物全体に伝わりやすいので注意が必要です。
まとめ
ここまで、住宅における各構造をご紹介してきました。
それでは、福井に住んでいる方はどの構造を検討すべきでしょうか。
木造住宅を検討すると良い方
できるだけ建築費を抑えて、自由度の高い間取りを取り入れたい方は木造住宅がおすすめです。
また、福井県は最近、「夏は暑く、冬は寒い」傾向にあるので、外気温の影響を受けない木造住宅が適しています。
基本的に木造住宅は湿気に弱いので、福井で木造住宅を建てる場合は、日ごろから換気をして風通しをしておくと良いでしょう。
RC造(鉄筋コンクリート造)を検討すると良い方
建築コストを気にせず、大きい家や3階建ての家、そして大きい空間が欲しいという方は鉄筋コンクリートがおすすめです。
また、地震や火災などの災害が不安な方、騒音が気になる方もRC造を検討しましょう。
鉄骨造を検討すると良い方
木造住宅よりも耐震性や耐火性が欲しいが、RC造のように建築費はかけられないという方は鉄骨がおすすめです。
また、二世帯住宅にしてプライバシー性を高めたいという場合にも、鉄筋は遮音性が高いのでおすすめです。
新築一戸建てを建てる際、構造に迷ったらぜひ参考にしてみてください。
クラフィットハウスでもご相談を承っておりますので、お気軽にご相談できます。