Life design LABO クラフィットハウスの家づくり

【間取りLABO】これから家づくりをはじめる人必見!

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失敗しない間取りの考え方

 

-目次-

間取りで失敗する原因とは?

原因1…図面を平面的にしか把握していない

原因2…デッドスペースを見落としている

原因3…あなたのライフスタイルに合っていない

 

間取りの決め方で押さえておくべきポイント5選

(1)まずは駐車場から確保する

(2)環境に合わせた採光を知る

(3)季節や周辺環境円グラフで家族の暮らしをひも解く

(4)静的エリアと動的エリアに分ける

(5)将来を見据えた余白を取り入れる

 

まとめ

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【間取りLABO】これから家づくりをはじめる人必見!

失敗しない間取りの考え方

 

みなさん、こんにちは。

福井県で家づくりをしているクラフィットハウスです。

 

憧れのマイホーム。みなさんはどのような暮らしを想像していますか?

「自然光に満ちたリビング」「家事が楽になる水回り」「車2台が入る大きなガレージ」のように、自由に設計できる注文住宅だからこそ、叶えたい理想は尽きないはず。しかし、あれもこれもと詰め込むと、かえって暮らしにくい家になってしまうので注意が必要です。

 

【間取りLABO】では「これから家づくりをはじめる人」に向けて、クラフィットハウスが考える合理的な間取りや生活導線についてなど、家づくりに関するヒントやノウハウをご紹介していきます。

 

今回のテーマは「失敗しない間取りの考え方」。

理想の家と快適な暮らしを手に入れるために、クラフィットハウスの知見を是非ご活用ください。

 

間取りで失敗する原因とは?

 

間取りを検討する際に大切にしてほしいことは、成功事例を集めるだけでなく、失敗事例も知ること。

 

一生に一度の買い物で、後悔しないために必要な視点はなにか。

まずは間取りで失敗する原因とその対策を3つ、解説していきます。

 

(1)間取り図を平面的にしか把握できていない

 

間取り図では、各部屋の方角、面積、部屋同士のつながりなどを中心にチェックしているのではないでしょうか。しかし、その項目だけでは不十分。実際に暮らす家は立体なので、縦横だけでなく高さまでイメージを膨らませることが重要です。

 

ただ、平面の図を立体的に捉えると言っても、慣れていないと難しいもの。図面をつくってもらった際に、住宅会社にパースの作成をお願いしてみてはいかがでしょうか。平面図で確認するよりも暮らしのイメージがしやすく、修正すべきポイントを見つけやすくなります。もし対応していない場合、いまは個人で活動している設計士に相談する方法もあるので、そちらを試してみるのも1つの手です。

 

(2)デッドスペースを見落としている

 

失敗した間取りでよく耳にするのがデッドスペースの存在。使い道がよくわからない空間や、収納として使おうにも使い勝手が悪く、いつの間にか使わなくなってしまう場所のことです。

たとえば、階段下のスペース。納戸にして有効活用するつもりが間口が狭く、奥行きが深すぎる空間になってしまい物の取り出しが不便に。

 

また、ウォークインクローゼットなどの収納スペースで回遊性を高めるために通り抜けできる間取りにした場合収納力が下がります。その理由は、通路分の壁面積が減ってしまうから。収納を賢くつくるためには、床面積ではなく壁面積に注目しましょう。

こうした失敗を回避するには、収納したいと考えているものを、その高さに収めようとしたらどうなるのか……など、実際に試してみるのも効果的です。

 

(3)間取りがあなたのライフスタイルに合っていない

 

ここ数年、インターネットやInstagramやSNSを使って、事前に家づくりの勉強をされてくるお客さまが増えているようです。また、自宅を紹介するタレントやインフルエンサーが増えた影響で、憧れの間取りや便利な収納などの具体例をお持ちになる方も多く見かけるようになりました。しかし、おしゃれさや利便性だけを優先して間取りを検討していくと、暮らしはじめてから後悔してしまうことも。

 

たとえば、タレントに憧れて導入したアイランドキッチンも、毎日のように料理をする方にとっては

臭いが広がりやすく、汚れが飛び散りやすいというデメリットを感じてしまう傾向に。また、大開口の窓を採用したものの日が眩しく、カーテンを締めっぱなしにしている……といった失敗例も耳にしてきました。

しかし、前者は料理の頻度が少ない方にとってはキッチンをインテリアの1つとして考えることもできます。後者の場合でも、仕事などで日中に家にいることが少なければ、日差しの問題もそこまで気にならないかもしれません。

 

間取りを検討する際は、おしゃれさや利便性を楽しむことも大事ですが、ご自身のライフスタイルに合わせて設計するのがセオリーです。

 

間取りで後悔しないために!押さえておくべきポイント5選

 

では、クラフィットハウスではどのような視点で間取りをつくっているのか。

まず大前提として意識しているのは、福井県の自動車保有率と共働き率の高さです。

 

1世帯当たりの自動車保有台数は国内トップクラス。また、2022年の国勢調査によると共働き率は全国1位でした。「家事は女性がするもの」という前時代的な考え方は、福井県ではもう通用しないと感じています。女性も男性も働き、協力して家事をする……それが福井県のライフスタイル。

 

ここでは、福井県の住宅事情に深く関係している2つの要素を踏まえながら、間取りで後悔しないために押さえておくべきポイントを5つご紹介します。

 

いまご検討中の間取り計画と見比べながら、ぜひ参考にしてみてください。

 

(1)まずは駐車スペースから確保する

https://crafithouse.com/construction-results-list/k/

 

「間取り」と聞くと家の中の部屋割りを思い浮かべると思いますが、実は家の外側から考えはじめることが重要なんです。クラフィットハウスではまず、駐車場、各要素がどれほどのスペースを占めるのかを確認します。福井県が車社会であることを踏まえると、やはり最初に決めるべきは「駐車スペース」。車種やサイズをお伺いし、車を出し入れしやすい形状や向き、乗り降りや洗車のしやすさ、道路の交通量、さらに降雪時の雪の溜まり方などを考慮して配置と面積を決めていきます。土地の広さや立地条件、気象条件は変えられないからこそ、その土地に最適な駐車場を先に確保しましょう。

 

また、ゲスト用の駐車スペースや子どもたちの自転車置き場についてもこの段階で検討します。その後、残された敷地の中で庭木を考え、予算や要望に合わせた間取りを計画していきます。

 

(2)周辺環境に合わせた採光を知る

https://crafithouse.com/construction-results-list/s-10-2

せっかく建てるなら、自然光にあふれる明るい家にしたいですよね。家族の健康を願うなら当然の考えですが、「建物に囲まれた土地だから……」といった不安に思っている方も少なくないはず。でも、諦める必要はありません。掃き出し窓や腰窓だけでなく、採光用の窓を配置すれば、住宅密集地であっても自然光を取り込むことができるんです。ポイントは周辺環境を見ながら、方位と季節、日が入る時間やその角度を把握しておくこと。

 

なお、方角によって取り込める自然光は異なります。東は朝日、西は夕日。南は冬の間の日射取得に貢献します。東西南からの日差しは、生活に欠かせない大切な光。上手に取り込んで、季節や時間、天候によってドラマチックに変化する表情を楽しむのも素敵ですよね。

一方、北から差し込むのは安定した光。しっかりと採光計画を立てることで、1日を通して一定の明るさを保った空間になります。また、直射日光がないため、眺望を優先した大きな窓を設けることもおすすめです。

 

実際にクラフィットハウスでは、日照条件に合わせて窓の高さや大きさをミリ単位で調整し、家ごとに最適な採光をご提案してきました。それでも思うような採光が難しい……そんな場合は、白基調の内装をおすすめしています。少ない光を反射させることで、ほどよい明るさが確保できるんです。

 

(3)円グラフで家族の生活を紐解く

 

家の周辺環境を把握した後は、「人」に目を向けます。家族がどこでどんな時間を過ごしているのかを1日(24時間)のスケジュールを円グラフに書き出しましょう。この時、平日と週末に分けて2つの円グラフをつくることをおすすめしています。家族全員の円グラフが完成したら、全員がよく集まっている場所、使う時間は短くても生活に欠かせない場所、趣味や勉強などに没頭できる場所など、それぞれの部屋の使い方や過ごし方をチェック。生活スケジュールを可視化することで間取りの優先順位をつけやすいことはもちろん、各々が大切にしたい価値観や譲れないポイントなどを話し合えるきっかけにもなります。

 

また、家族のライフスタイルや行動の傾向が見えてきたこのタイミングで、いまの生活で「好きな場所」と「嫌な場所」、「好きな時間」と「嫌な時間」を書き出してみましょう。必要なものと不必要なものの判断がしやすく、叶えるべき間取りが見えてきます。

 

(4)静的エリアと動的エリアに分ける

 

前述の生活スケジュールをもとに、家族が過ごす場所を「静的エリア」と「動的エリア」にわけて考えていきます。静的エリアとは、リビングや書斎、寝室などのくつろぎを与える空間。動的エリアとは、家事や育児、お風呂やトイレなどのような人の動きが活発な空間のこと。静と動のエリアが喧嘩しないようにゾーニングしながら、具体的な間取りを考えはじめ、叶えたい要望もここで入れ込んでいきます。

さらに、家にいない時間の過ごし方にも注目すると、まだ気づけていなかった「あなたらしさ」が見つかることも。たとえば、「カフェの方が人の気配がして作業に集中できる」という理由で外出しているのであれば、新居ではリビングスペースに近い場所に書斎を設けたほうが快適な暮らしを実現できるかもしれない……とわかります。クラフィットハウスでは、日常生活の行動パターンも視野に入れながら最適な間取りをつくっています。

 

(5)将来を見据えた余白を取り入れる

https://crafithouse.com/construction-results-list/t-6-2/

 

子どもは何人欲しいのか、子どもたちが巣立つのはいつになるのか、親との同居の可能性はあるのか……家族構成の変化に合わせて適宜変えていけるような「間取りの余白」があると将来便利です。ただ、結婚が決まってすぐに家を建てる場合など、子ども部屋のイメージをすることが難しいこともあるのではないでしょうか。特に子どもが小さいうちはリビングや主寝室で一緒に過ごすことが多く、用意しても使わないことがほとんど。実際に子ども部屋が個室として必要になるのは、ほんの数年というケースもあります。

 

そういった場合には可変性のある部屋を設けるのがおすすめです。ドアや窓、照明を複数用意して、将来の変化に備えましょう。また、意外と見落としがちなのがコンセントの数と配置。後から増設しようとすると大変なので、計画的に設置するようにしてみてください。

 

まとめ

最適な間取りや理想の暮らしは、土地の条件や周辺環境、家族構成、暮らし方によってさまざまです。クラフィットハウスが大切にしているのは、「環境」と「人」と「暮らし」の関係を正確に捉えて、それぞれにちゃんと向き合うこと。家を手に入れてから何十年もの間、最初から最後まで快適な暮らしを続けていくためにも、ぜひ上記のポイントを意識しながら理想の間取りをつくる参考にしてくださいね。

 

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-Life design LABO, クラフィットハウスの家づくり

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